Feiyu Techから最新カメラ用ジンバル「AK4500」が海外公式サイトで発売がされました。
この「AK4500」は一眼レフ対応モデルになっていて、その機能性はまさにプロ仕様。
映像作品を撮る人にはおすすめのジンバルの1つになると思います!
早速スペックなどを見ていきましょう~
目次
- 1 FeiyuTech「AK4500」のスペックとは⁉
- 2 FeiyuTech「AK4500」と他社メーカーの一眼レフ用ジンバルの比較
- 3 Feiyu Tech「AK4500」の対応カメラとは?
- 4 Feiyu Tech「AK4500」はカメラの着脱も簡単
- 5 Feiyu Tech「AK4500」は吊り下げアームが取り外し可能
- 6 Feiyu Tech「AK4500」はLCDタッチスクリーンで様々な操作が可能
- 7 Feiyu Tech「AK4500」はより撮影をしやすくする機能が充実
- 8 Feiyu Tech「AK4500」のバッテリー持ちは約12時間
- 9 Feiyu Tech「AK4500」を使って撮影した映像
- 10 FeiyuTech「AK4500」はプロ仕様のジンバル
FeiyuTech「AK4500」のスペックとは⁉
モデル | AK4500 |
積載量 | 150-4600g |
チルト角 | 230° |
ロール角 | 360° |
パン角 | 360° |
チルト速度 | 2°/s-75°/s |
パン速度 | 3°/s-150°/s |
バッテリー持ち | 12時間 |
重さ | 1656g |
「AK4500」の特筆すべき点はまず4.6㎏の重さまで耐えられるブレシレスモーターを使用している点です。
前作の「AK4000」よりも600gより重いカメラにも対応できることになっていて、他メーカーと比べてもより多くの一眼レフやレンズを装着することができる仕様になっています。
もちろん高性能モーターと併せて最新の高性能チップを採用しているので、自動でモーターの出力を制御し、手動でモーターの出力をしなくて済むように設定されています。
いちいち自分でモーターの出力を調整する必要がないことから、カメラを装着してからすぐに撮影が始められない煩わしさもなく、すぐに撮影が始められるところが良いですよね!
FeiyuTech「AK4500」と他社メーカーの一眼レフ用ジンバルの比較

機種 | AK4500 | Crane3 Lab | Ronin-S |
積載量 | 4.6kg | 4.5kg | 3.6kg |
重量 | 1656g | 1880g | 1860g |
材質 | 頑丈な金属製ボディ | 金属製(ジンバル)+プラスチック製(ハンドル) | 頑丈な金属製ボディ |
リモートコントローラー | 吊り下げアームを取り外し、ハイパーリンクリモートコントローラーとしてジンバルを簡単に制御することが可能 | 吊り下げアームは取り外し不可能で、リモートコントローラーとして使用することはできない | 吊り下げアームなし |
インターフェースデザイン(キー操作部) | ほとんどの機能をタッチパネルに統合することにより、ファンクションキーを簡素化し便利なデザイン | ジンバルには合計20個のファンクションキーがあり、複雑な設計 | シンプル過ぎるキー操作部 |
ユーザーインターフェース | ユーザーインターフェースが改良されたタッチパネル。 360°回転モード、縦撮りモード、夜間モーションタイムラプス等の様々なモードをワンタッチで切り替え |
タッチ操作には対応していない小さな画面。 少数のパラメータ設定のみ変更可能で不満が残る。 モーター出力/タイムラプスの設定はアプリからのみ変更可能 |
ディスプレイはなく、インジケータライトのみ。 オプションのディスプレイモジュールはタッチ操作不可で、設定変更はボタンでのみ可能。 モーター出力/タイムラプスの設定はアプリからのみ変更可能 |
カメラ取付 | 蝶ねじとリング形ねじの2種類の標準タイプのねじ(カメラ固定用) | 穴の開いたねじを回す際にねじ回しまたはコインが必要 | 穴の開いたねじを回す際にねじ回しまたはコインが必要 |
クイックリリースプレート | 迅速な取り付けが可能になった改良版のクイックリリースプレート。底部プレートはManfrotto PL501に対応(段のあるデザイン) | 段のあるデザイン、ねじのロック設計(クイックリリースではない)を備えておりManfrotto PL501に対応。時間がかかる場合がある | クイックリリースプレートの設計に欠陥がある(Ronin SはPL501に対応していない)。 シンプルなスナップ式リリース設計は便利だが、小型カメラに使用する場合には高さ調節のアダプターが必要 |
上下のカメラ固定 | 固定バーに標準付属品、マイク、その他のアクセサリーを取り付け可能 | なし | 固定バーに標準付属品、マイク、その他のアクセサリーを取り付け可能 |
写真撮影制御 | Wi-FiまたはUSBケーブルから写真撮影/ビデオ撮影/フォローフォーカス機能を実行可能。 今後のアプリファームウェアの更新により、より多くの機種で利用可能になる |
ケーブルから写真撮影/ビデオ撮影を実行可能。 今後のアプリのアップデートにより、より多くの機種で利用可能になる |
ケーブルから写真撮影/ビデオ撮影を実行可能。 今後のPCファームウェア更新より、より多くの機種で利用可能になる |
マルチファンクションノブ | マルチファンクションノブでズーム、フォローフォーカス、3軸の制御を実行可能。 外部フォローフォーカス制御も可能 |
フォローフォーカスリングでフォローフォーカスとズームを実行可能。 ズームボタンで機能の切り替えが可能。外部フォローフォーカス制御も可能 |
フォローフォーカスリングでフォローフォーカスとズームを実行可能。 外部フォローフォーカス制御も可能 |
ダッチアングル撮影用360°回転へのワンタップ切り替え | ワンタップで実行可能。 回転速度、方向/回数等のパラメータを設定し自動で実行可能 |
POVボタンを押すと視点モードになり、素早く2回押すと回転モードに切り替え。 パラメータ設定は不可 |
ジョイスティックで方向、回転速度を制御。 他のパラメータは設定不可。 ジョイスティックで制御可能なパラメータは事前にアプリで設定する必要があり、実行中はジョイスティックを常に操作していなければならない |
横撮り/縦撮りのワンタッチ切り替え | ワンタッチですぐに切り替え | なし | なし |
夜間モーションタイムラプスへのワンタッチ切り替え | 使用可能。 アプリを使用せずに、撮影時間、パス、露出時間等のパラメータをタッチパネルから設定できる |
なし。 パラメータはアプリからのみ設定可能 |
なし。 パス、露出時間、撮影時間等のパラメータはアプリからのみ設定可能(撮影中最大10キー) |
移動オブジェクト追従/高速フォローモード | トリガーボタンを押し続けるとロックモードに切り替わり、トリガーボタンを離すと前のモードに戻る。 トリガーボタンの機能はアプリからカスタマイズ可能 |
ワンタッチで『PhoneGoモード』に移行 | Mボタンを長押しするとアクションモードに移行 |
オールフォローモード | 3軸の360°フォローにより無重力状態のような映像を撮影可能 | POVモードで45°フォロー | すべてのフォローモードで無重力状態のような映像を撮影可能 |
モーター出力調整 | 方法1:電源オン後は自動でモーター出力を調整 方法2:アプリでモーター出力を最大3グループ設定可能で、タッチパネルから直接選択できる |
自動調整なし。 3段階から設定 |
キーの組み合わせによってモーター出力を調整可能。 アプリからの自動キャリブレーションあり |
リアルタイム映像伝送 | なし | ハイスペックなスマートフォンを使用して最高1080pの映像伝送が実行可能だが、 伝送中に遅延または中断が発生する可能性があり、伝送安定性と実用性を考慮すると使用に耐えうるとは言い難い |
なし |
取り外し、携帯性能、収納性 | 本体からハンドルを取り外すことが可能で、持ち運びに便利 | 取り外しできず持ち運びに不便 | ハンドルを素早く取り付けられる設計で持ち運びに便利 |
拡張ポート | ハンドル下部に1つ、取り付けプレート前面に1つ、垂直アーム上部に1つ、 パン軸の下のハンドル側面に2つ、合計5つの1/4インチねじ穴を搭載。スタンダードキットの吊り下げアームと共に使用すればより多彩な使い方ができる |
ハンドル底部に1つ、ハンドル側面に2つの1/4インチねじ穴のみ | ハンドル底部に1/4インチねじ穴1つと3/8インチねじ穴1つを搭載。
ハンドル側面のNATOレールにデュアルハンドル等の拡張アクセサリーを取り付け可能 |
標準付属品 | ハイパーリンクリモコン(スタンダードキット)、AFK II ×1(スタンダードキット)、 カーボンファイバーエクステンションバー×1(スタンダードキット)、micro USBケーブル×3(USB-Mini、USB-micro、USB-micro 3.0、USB-Type C)、 Lumix用シャッターリリースケーブル(L1)×1、チルト軸延長フレーム×1、18650バッテリー×4、金属製三脚×1、吊り下げアーム×1、4スロット充電器×1、 カメラ取り付け用ねじ(短ねじ)× 1、EPP製ボックス |
三脚×1、充電器×1、バッテリー×3、USB制御ケーブル(USB3.0-MINI 8P +Φ2.5mm)×1、 USB 3.0-Type C×1、USB3.0-MINI×1、USB3.0-Micro×1、USB3.0×1、HDMI(MINI)-HDMI(Micro)×1、 HDMI(MINI)-HDMI(MINI)×1、USBケーブル×1、ケーブル収納バッグ×1、 収納ボックス×1 |
カメラ用高さ調整アダプター、RSS IR制御ケーブル、Type-Cカメラ制御ケーブル、 Type-Bカメラ制御ケーブル、USB-Cケーブル、24W USB電源アダプター、ジンバル用面ファスナー、ケーブル用面ファスナー、 レンチ×2、周辺機器用バッグ、EPP製ボックス |
その他の周辺機器 | デュアルハンドルケージキット、フォローフォーカス、三脚および1/4インチねじ、 コールドーシュー用フラッシュランプ/ソフトライト/マイク、その他の周辺機器 |
リモートコントローラー、一脚、マジックアームアダプター、TransMountショルダーブラケット、 外部フラッシュランプ、ソフトライト、マイク、イメージトランスミッション、その他の周辺機器 |
DJIスイッチグリップデュアルハンドル、DJIリモートコントローラー、 フォーカスモーター、外部GPSモジュール、外部フラッシュランプ、ソフトライト、マイク、その他の周辺機器 |
バッテリー駆動時間 | 12時間 | 7.5時間 | 12時間 |
他社メーカーの同じ位のジンバルと比較しても、Feiyu Tech「AK4500」スペックは劣りませんね!
Feiyu Tech「AK4500」の対応カメラとは?

Feiyu Tech「AK4500」の対応カメラには、Sony「α9」、Nikon「Z7」Panasonic「GH5」Canon「EOS
80D」など有名ブランドのカメラを装着することが可能です。
対応カメラについてはこちらの表を参照してみてください~
Feiyu Tech「AK4500」はカメラの着脱も簡単

クイックリリースプレートと呼ばれる台座にカメラを装着するだけで簡単にジンバルとカメラを取り付け、取り外しが可能です。
ジンバルによってはカメラとジンバルの取り付け・取り外しに時間がかかるものや別途取り付けにねじ回しなどが必要だったりしますが、「AK4500」は取り付けも簡単で、別途ねじ回し等も不要です。
Feiyu Tech「AK4500」は吊り下げアームが取り外し可能
デュアルハンドグリップなどを付けたり、延長ロッドを装着した際に、吊り下げアームが必要ないのに取り外しができないと邪魔だったりしますよね。
Feiyu Tech「AK4500」は吊り下げアームが取り外し可能なので、自分の撮影スタイルに合わせて付けたり外したりすることが出来ます。
取り外しができるので、ジンバル全体の重さも軽減されます。

吊り下げアームを取り外して、リモートコントローラーとして使用することも可能。
2人で撮影するときや遠隔で操作をして撮影するときに使えますね
Feiyu Tech「AK4500」はLCDタッチスクリーンで様々な操作が可能

Feiyu Tech「AK4500」はLCDタッチスクリーンを採用。
ジンバルの設定やカメラの設定をタッチスクリーンから直接設定することが可能です。
- カメラ設定(ISO,ホワイトバランス等)
- フォーカス設定
- システム設定
- カメラモードの切り替え
- アングルの切り替え
- タイムラプスの設定
スマホのアプリを使わずにジンバルのタッチスクリーンで素早く操作できるので、撮影時の煩わしさが軽減されます。
Feiyu Tech「AK4500」はより撮影をしやすくする機能が充実
ボタン一つで360°自動回転

Feiyu Tech「AK4500」ではタッチスクリーンをタップするだけで、カメラを360°自動回転させることが出来ます。
この機能を使えば、簡単に回転映像も撮影することができます。
ポートレートモード

ポートレートモードをタッチスクリーンから選択すれば、タップ1回で縦撮り撮影が可能です。
縦撮りに対応したコンテンツ用にも滑からなブレの少ない映像をアップすることができます。
素早い動きに対応できるシャドーハンティングモード

カメラワークの切り替えを素早く行わなければならない撮影シーンで、
「滑らかにゆっくりジンバルが動いて素早い動きに対応できない……」
なんてこともあると思います。
Feiyu Tech「AK4500」では、そんな悩みを解決するために素早いカメラワークに対応シャドーハンティングモードがあります。
このモードを使えば、素早いカメラワークに対応できるようにモーター感度を調整でき、ジンバルを素早く動かすことができます。
タイムラプスモード

Feiyu Tech「AK4500」ではタイムラプスモードもタッチスクリーンから操作可能。
ジンバルが動かない静的タイムラプスモードとジンバルが動いて撮影する動的タイムラプスモードの撮影ができます。
もちろん動的タイムラプスを撮影するときのジンバルの動きのスピードなども調整が可能です。
Feiyu Tech「AK4500」のバッテリー持ちは約12時間
Feiyu Tech「AK4500」のバッテリーは約12時間。
屋外での撮影や夜間のタイムラプス撮影でもジンバルのバッテリーがすぐに切れることがないので、安心して撮影ができます。
Feiyu Tech「AK4500」を使って撮影した映像
FeiyuTech「AK4500」はプロ仕様のジンバル
Feiyu Tech「AK4500」の機能やスペックを調べてみましたが、プロ仕様と言っても過言ではない機能性になっていますね。
機能性はもちろんユーザーが使いやすいように、カメラの着脱が簡単だったり、他社メーカーに比べて軽量設計になっている点も評価できますね。
本格的な映像作品を撮る人にとっては楽しみなガジェットです!
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