他メーカーから最近出ている小さなジンバルが流行っていますが、FeiyuTechからも遂に日本で発売されました。
その名は「Vlog Pocket」!

名前の通りポケットに入る位小さいジンバルです!
自分も「Vlog Pocket」を手に入れたので、早速レビューをしていきたいと思いますーー
目次
FeiyuTech「Vlog Pocket」の同封物と外観
「Vlog Pocket」の同封物
コンパクトスマホ用ジンバルだけあって、箱が今までのFeiyuTechのスマホ用ジンバルの中で一番小さい!



- Vlog Pocke本体
- ミニ三脚
- USBケーブル
- ポータルブルバック
- 保証書
- 取扱説明書

ポータルブルバックがあるので、持ち運びの時も困りませんね!
「Vlog Pocket」とミニ三脚どっちもいれることが出来ます!
「Vlog Pocket」の外観
今までのFeiyuTechから発売されているスマホ用ジンバルとは異なり、「Vlog Pocket」は折りたたむことができるので、とってもコンパクト!
使う時にこのダイヤルを緩めて、ロックを解除します。
収納したり、持ち運びをするときはこのダイヤルを締めることで、ロックがかかり可動部がバタつかずに済みます。
展開するとこのようになります。
展開してもコンパクトですね!
表面に搭載されているボタンは2つのみです機能ボタンとシャッターボタンとシンプルに2つのみ。
FeiyuTechといえば、ジョイスティックが基本的に搭載されているジンバルが多いですが、「Vlog Pocket」にほ搭載されていません。
コンパクトにするために搭載されなかったのかもしれませんね。
横にUSBケーブルの接続部があります。
後ろには、ショートカットボタンがあります。
主にジンバルのカメラの位置をリセットするときに使います。
スマホは挟んで装着します。
装着する部分はスマホが傷つかないように、ゴム製の樹脂で柔らかい素材になっています。
装着する部分のバネも強くしっかり挟まれるのですが、ゴム樹脂素材なので滑りにくいので、スマホが外れる心配も軽減されます。

底には1/4のネジ穴があるので、付属のミニ三脚を装着することができます。

「Vlog Pocket」のスペック
モデル名 | Vlog pocket |
ペイロード | 240g |
ロール範囲 |
240° |
チルト範囲 | 165° |
パン範囲 | 330° |
使用時間 | 8時間 |
最大待機時間 | 14時間 |
重量 | 272g(バッテリー込み) |
対応スマホ | 幅42〜88mmのiPhone、Android スマホ |
「Vlog Pocket」の使い方

まず、ダイヤルを回し手緩めて、「Vlog Pocket」を展開します。

広げたら、またダイヤルを、回してロックします。


次にパン軸のロックも外します。
右回転をするとカチッという音がして、突起部分から外れて自由に動くようになります。

チルト軸のロックも右回転をさせるとロックが外れます。

「Vlog Pocket」にスマホを装着してみます。


こんな感じに、スマホホルダーのちょうど真ん中にスマホを挟んでいきます。
これで、調整は終わりです。
バランス調整も真ん中にスマホを装着するだけなので、簡単でかなり楽!
普段ジンバルを使ったことがない人でも使いやすくなっていますね。
あとは、これで電源を入れて撮影をすれば手振れの少ない映像を撮影することが出来ます。
「Vlog Pocket」を使って撮影をしてみた【レビュー】
スマホの装着をしたら、早速電源を入れたいところですが、まずは充電。



機能ボタンを長押しすると電源が入ります。
電源が入るとむくッとスマホに力が入ったかのように起き上がります。
自動的にジンバルがバランス調整をしてくれ、平行になります。


「Vlog Pocket」は機能ボタンを連続2回押すと縦位置撮影に簡単に切り替えることが出来ます。
スマホだと縦位置撮影する機会もあると思うので、切り替えがスムーズでいちいちスマホを取り外す必要もないのが使い勝手の良いところです。
「Vlog Pocket」のモードはいくつかあります。
- パンモード:左右に追従するモード
- フォローモード:上下左右に追従するモード
- ロックモード:向きが固定されるモード

電源を入れた状態ではパンモードになっています。
左右のみ追従します。上下には追従はしません。


後ろ側にあるショートカットボタンを押し続けるとフォローモードになります。
フォローモードでは左右だけではなく、上下左右に追従します。
上や下にスマホを向けて撮影したいときにこのモードが使えます。

機能ボタンを1度押すとロックモードになります。
ロックモードでは、左右上下に追従がされなくなり、向きが固定されます。
実際に公園を歩いて撮影をしてみました!
どうですか⁉
実際歩いて撮影をするとこんな感じです。
完全に手振れを吸収することはできませんが、歩き撮りするなら十分の手振れ補正ですかね。
走ってみるとその効果は絶大で、結構揺れを吸収できているのが分かります~
そして、やっぱり軽いですね!
今まで、SPGシリーズやGシリーズのスマホ用ジンバルを使ってきましたが、その中でも「Vlog Pocket」は一番軽くて、コンパクトなので、歩き撮りには最適です。
「Vlog Pocket」とFeiyuTechのアプリを接続してできること
「Vlog Pocket」はFeiyuTechのアプリ「Feiyu ON」と接続FeiyuONすることで様々な機能を使うことが出来ます。
- 超広角写真撮影
- 360°パノラマ撮影
- ハイパータイムラプス
- モーションタイムラプス
- トラッキング撮影
- ドリーズーム
- ホワイトバランス等の調整
- 遠隔操作(スマホ2つ必要)
アプリをダウンロードしたら、BluetoothをONにして「Feiyu ON」のアプリを立ち上げるだけで自動的に「Vlog Pocket」に接続されて様々な機能を使えるようになります。
中でも代表的な機能について紹介したいと思います。


超広角写真撮影

超広角撮影を選択して、シャッターボタンを押すと9回写真撮影がされるので、待ちます。
そうすると超広角の写真をとることが出来ます。
360°パノラマ撮影

ジンバルが自動的に動いて360°回転をするので、簡単に平行の360°パノラマ撮影も出来てしまいます!

もちろん180°のパノラマ撮影も可能!
ハイパータイムラプス
アプリを使えばハイパータイムラプスを撮影することもできます。

アプリでタイムラプスモードを選択

間隔と時間を選択して、撮影開始をすれば、ハイパータイムラプスも簡単に撮影ができます。
モーションタイムラプス

- 安定した場所に「Vlog Pocket」を置きます
- モーションタイムラプスを選択
- 撮影開始ポジションにスマホを移動させます
- +アイコンをタップして撮影開始ポジションを確定させます
- 撮影終了ポジションにスマホ移動させます
- +アイコンをタップして撮影終了ポジションを確定させます
「Vlog Pocket」が自動的に動いてタイムラプス映像を撮影してくれます。
簡単にモーションタイムラプス動画を撮影できるのは良いですね!
静的タイムラプスとモーションタイムラプスを実際に撮影した映像はこちらです!
トラッキング撮影

個人的に面白いなーと思うのがトラッキング撮影です。
アプリで顔や物を認識させることで、自動的に「Vlog Pocket」が追跡して撮影をしてくれるんです。
【顔認証】
- 顔のマークを選択すると顔を認識されます
- 枠が赤くなれば、自動的にトラッキングが開始します。
【物認証】
- 顔マークを選択して、追跡したい部分をドラッグして囲みます
- 囲み終わると自動的にトラッキングを始めます。
ドリーズーム

ドリーズームとは、被写体をそのままのサイズで背景に変化をもたらす撮影技法です。
映画などで時々見られる撮影方法です。
こんな撮影も「FeiyuON」を使うことで撮影できちゃうんですね!

ドリーズームを選択。

上のGIF画像のような映像を撮りたければ、「shrink」を選んでください。
ちなみに、下のタイムは長めにした方が撮影がしやすいですよ!
ホワイトバランスの調整

「Feiyu ON」のアプリを使えば、ホワイトバランス、エフェクト、露出等の調整などもスマホ画面から簡単に調整することが可能です。
遠隔操作(スマホ2つ必要)

画面上にジョイスティックを表示させることも可能。
これを使って向きを変えることもできるんですが、画面を触りながら移動させるなら手首の向きを変えて撮影をした方が良いと思います。
おそらくこのジョイスティックの使い方はスマホをもう一台使って遠隔操作をする時に使うんだと思います。
まとめ
FeiyuTech「VlogPocket」いかがだったでしょうか?
実際に使ってみて思ったことはとにかく操作がしやすくて、軽い点です。
スマホを挟んだらすぐに撮影が開始できる手軽さはとても便利ですね!
ジンバルの手振れ補正は正直まだまだな感じがします。
ただ、他のレビュアーの方も仰っている通り、それをカバーする手軽さと機能性があると思います。
スマホで撮影する機会が多い人にとってはスマホ用ジンバルの選択肢としておすすめの商品になっています。
ぜひ参考にしてみてください~